小説を書こう!



 「同人誌っていわゆる、二次創作漫画でしょ?」という偏見みたいなのが最近ちょっと強くなって いるかもしれませんね。
元々同人自身が、明治時代にうんたらうんたら始まった、まぁ「仲間(身 内)同士の集まり」であってその中で作品を発表している場でありました。
ちょっと知りたい人は Wikipedia を見てみてね。その時に発表されたのはポンチ絵よりももっと前の物――白樺派とかそ こらへんの、つまりは『小説』でした。
だから同人として長いのは小説、というのです。 ――なんてそんな話結構どうでもいいですね。小説の書き方の話です。


 まず「どうして小説か」というのを考えます。
一重に言えば、「文字さえ読めれば何とかなる」からで す。逆に「文字も読めなければ小説なんか向いてない」「文字読むのがきついでござる」という方は、 絵を描く方や別の何かほかの器官をつかって表現する方をお勧めします。
また、小説を書くにあたっては非常に根気のいるということを覚えておいてください。




・ネタ出し

 どんな世界観か、ということです。
 考えられ得る限りの世界観で充分です。身の丈以上のものを書こうとすると錆 サビ が出まくって酸化し て死にます。
自分で「何を書こうかぬ」と考えます。一所懸命考えます。

例えば
●中世の西洋を舞台にしたもの
●スペースファンタジー
●室町あたりの日本
●隋唐あたりの中国系
●ドゴン神話をベースにしたもの
●学園もの
……とまぁ色々出してみます。
その中で特に書きたいものを考えます。というよりも絞ります。
●女子高生友情
●親子関係・死別
●人情が全くない刑事のサスペンス
●魔法使い大暴れ
絞ります。絞り出します。
絞って「よおおおおおおし俺はこれで一本書くぞおおおおおおおおおおおおおおおお!」 と気力を沸かしたら次のステップへ。



・予測をつける

 「だいたい何ページがいいか」と予測をつけます。

新聞の社説が800 字程度。卒業論文が20,000 字程度。
修士論文が40,000 字程度(←イマココ)。 Web ページでだらっと見る程度のものであったら、だいたい2,000 字程度。といってもわかりづら い方は、ワードを開き、書式設定で「文字数45×行数44」でやってみるといいでしょう。
これで1 ペ ージ半がだいたい2,000 字。だいたいこれでホームページには出してしまいます。
「同人誌にしたいでごわす!」というかたは、普通の文庫本を出してみましょう。
何ページですか。 大方100 ページはありますよね?同人誌は基本的に二段組み(ページ設定⇒段数を変更させる) で100 ページあるとだいたい読み応え有る感じになります。
おおよそ20,000 字ですかね?



・ルールを決める

 書くときのルールです。お約束。
●「・・・・・・」⇒「……」、「ーー」⇒「――」
●ルビを振る
●助詞は開く(平仮名にする)
●形容詞は基本的に漢字ひらがな混同、形容動詞もしかり
●擬音語・擬態語は適度に(共有知・共有認識がないと理解できないため)
といった基礎ルールのほかに、自分で決めたルールを設定します。

例えば
●一人称視点・三人称視点
●カタカナ語禁止
といった具合です。この辺りはご自由に……。

とはいえ、もうちょっと最近見受けられるもので「これはちょいとな……」というものがあります。
●「“”」や「;」を使った文章
●「!」「?」の後ろが1 マス開いていない
●文頭に空白がない
●顔文字がある
非常に読みづらいです。
これ日本語だよなぁ……?日本人が書いた文章だよなぁ……?と思う のですが、横文字文章の弊害らしいです。もし、文章を横で表記したいのならそれでいいかもしれ ませんが、日本語の文章は縦書きが主流です。タイ語をはじめの右から書く文章もありますが。
それと、豆知識レベルで……。

【漢字が7 割近くある文章が「黒く」「固く」見える、ひらがな・カタカナが4 割ある文章が「白 く」「柔らかく」見える】
優劣はないですが、一応知っておいても損はないかぬ……。



・辞書を用意する

 お約束。最近は電子辞書もありますし、wikipedia みたいにweb ページも充足してきました。
とはいえ、誤認や誤謬(ごびゅう)は絶えません。呉音・唐音みたいな読み方の違いもあります。また、表記 の違いもあります。
さてどうしたらいいのか。辞書です。調べます。徹底的に調べます。



・気力を持たせる

 気力を長く持たせることが非常に重要です。プロットを用意しろなんかいいません。
小説は基本的に自分との闘いです。じっと画面を見ていても完成しません。あるのは気力だけです。

以上ッ!

非常に簡単ですね。というのも、基本的には『文章を書く』だけなのです。小学校からやらされて いた、作文と大差がありません。むしろ、作文そのものです。
いい作品を書こうとしても、できるかどうかなんかわかりません。はっきり言って、最終結果を決 めるのは自分じゃなく、「読んだ人」。だから、難しい言葉だけを羅列しようが、優しい言葉で表現 しようが、いいものを作ればいいと思いますお。読むかどうかは別なので……。




-CopyRight©- キマグレめそっど同人誌部